マッチングアプリで会う前の電話は何を話す?話題・沈黙・終わり方の進め方
マッチングアプリで初対面前の電話を控えた男性向けに、事前準備、会話の広げ方、沈黙への対処、相手に負担をかけない終わり方を会話例つきで解説します。
結論:盛り上げるより「確認しながら往復する」
会う前の初めての電話では、次々と新しい話題を出す必要はありません。大切なのは、相手の都合を確認して始め、次の順番で会話を往復させることです。
- 質問する
- 相手の回答に出た言葉を一つ拾う
- 自分のことも短く話す
- 相手の反応を待つ
沈黙しても、すぐに「脈なし」「失敗」と判断しなくて大丈夫です。話題を変えるか、疲れていないかを確かめ、それでも会話が続きにくければ丁寧に終えられます。
電話は面接でも、相手を攻略する場でもありません。お互いが今も話したいかを確かめる短い対話です。通話に同意したからといって、長時間話すこと、映像を見せること、個人情報に答えることまで同意したことにはなりません。
電話の前に準備すること
日時と通話方法を確認する
いきなり発信せず、メッセージで日時を相談します。with運営会社の案内でも、双方が通話できる日時を事前に決め、開始前にメッセージを送る流れが紹介されています。タップルの公式ヘルプも、通話可能か相談してから始めるよう案内しています(withの通話マニュアル、タップル公式ヘルプ)。
例えば、開始前に次のように送ります。
予定どおり21時から大丈夫ですか?準備できたら教えてください。
音声かビデオかも確認しましょう。タップルでは音声のみを選べると案内されており、映像を当然の前提にしないことが大切です(タップル「通話機能とは?」)。断られたり返事がなかったりした場合は、繰り返し発信しません。
話題を3個だけメモする
プロフィールと過去のメッセージを見返し、次を一つずつメモします。
- すでに話した趣味の続き
- 最近あった軽い出来事
- 会う予定があるなら、その確認事項
質問を大量に用意すると、読み上げるだけの面接になりがちです。3個のメモは台本ではなく、沈黙したときの予備と考えましょう。
「映画の話はもうした」と思っても、話題を捨てる必要はありません。「最近見た作品」「好きになったきっかけ」「どんなところが好きか」など、相手が話してくれた範囲を一段だけ深められます。
当日の始め方
電話がつながったら、まず現在の都合を確認します。
こんばんは。今、お時間大丈夫ですか?今日は何時ごろまで大丈夫ですか?
事前に約束していても、当日の事情は変わります。「15分で切るべき」などと固定せず、本人が答えた時間を基準にしてください。
Pairsとタップルでは初回通話の機能上限が15分、withでは1回30分ですが、これは各サービスの仕様であり、最適な通話時間を示すものではありません(Pairs公式ヘルプ、with公式ヘルプ)。短く終わっても失敗ではありません。
話題を広げる具体的な手順
会話の基本単位は「質問→回答を拾う→短い自己開示→反応を確認」です。
あなた:前に映画が好きと言っていましたよね。最近見てよかった作品はありますか?
相手:最近は○○を見ました。
あなた:○○なんですね。映像がきれいだと聞きました。自分は最近△△を見ました。その系統も見ますか?
相手が「映像がきれいだった」と答えたら、次は「どの場面が印象に残りました?」と、回答に出た言葉を拾えます。フォローアップ質問をした人は相手から好意的に評価されやすかったという海外研究がありますが、日本のアプリ通話で成功を保証するものではありません(質問に関する研究)。
質問だけに偏らず、自分も一、二文だけ話します。初対面同士の実験では、一方通行より、交互に質問と自己開示をした会話のほうが楽しさなどの自己評価が高い結果でした。ただし、海外の大学生中心の研究であり、私的な情報を聞き出す根拠にはできません(相互的な自己開示の研究)。
相手の返答が短ければ、同じ話を何度も掘り下げず、こう切り替えます。
ありがとうございます。別の話でもいいですか?最近、休日はどう過ごしました?
住所、詳しい勤務先、年収、過去の恋愛、性的な話など、答えにくい情報を詮索しないことも大切です。「女性ならこう思うはず」と決めつけず、本人の言葉を聞きましょう。
沈黙したときの立て直し方
沈黙は、考えている、緊張している、通信が遅れた、話題が一区切りついたなど、複数の意味を持ち得ます。一度の間だけで相手の好意を判定することはできません。
まず数秒待ち、それから次のどれかを使います。
ちょっと次の話を考えちゃいました。
別の話題でもいいですか?
そういえば、前に旅行が好きと言っていましたよね。最近どこか行きましたか?
通話後、人は相手が自分をどれほど好意的に見たかを平均的に過小評価したという研究もあります。一度の沈黙を根拠に「嫌われた」と断定しないための参考にはなりますが、相手の明確な終了意思を無視してよいという意味ではありません(Liking Gapの研究)。
返答が繰り返し短い、長い間が続く、終了時刻が近いという場合は、話題を追加するより終了の選択肢を渡します。
少し疲れていませんか?今日はここまでにしましょうか?
「まだ話せますよね?」のように、続ける回答を求める聞き方は避けましょう。
負担をかけにくい終わり方
予定した時刻が近づいたら、自分から区切って構いません。
そろそろお時間ですね。今日は話せてよかったです。ありがとうございました。
自分が早めに終えたいときは、理由を作って引き延ばさずに伝えます。
少し早いですが、今日はここで終わっても大丈夫ですか?
相手から「そろそろ」「今日はここまで」と言われたら、説得せず、「分かりました。今日はありがとうございました」と受け止めます。同意は途中で変えられるという安全原則があり、最初に通話へ合意していても終了の希望は尊重されます(Tinder安全ガイド)。
不快な発言や威圧、性的な質問があった場合は、自然な終わり方より安全を優先してください。
その話はしたくありません。通話を終えます。
そのまま終了し、必要なら利用中のサービスのブロック・報告機能を使います。
失敗しやすいポイント
よくあるのは、沈黙を恐れて質問を連射することです。相手の回答を聞かず次へ進むと、尋問のようになりやすくなります。質問の間に自分の短い話を挟み、相手が続きを話すか待ちましょう。
また、盛り上がったかどうかだけを成功基準にすると、自分を厳しく評価しがちです。「都合を確認できた」「相手の話を聞けた」「無理に長引かせず終えられた」なら、初通話として十分な前進です。
通話後にまた話したい場合は、短いお礼を送れます。
今日はありがとうございました。○○の話が印象に残りました。
返信期限を設けたり、次の通話や対面を迫ったりはしません。断り、無返信、終了の意思も相手の選択として尊重します。
今日できる小さな一歩
今すぐプロフィールとメッセージを見返し、紙やメモアプリに「既出話題の続き」「最近の出来事」「終了フレーズ」を一つずつ書いてみてください。
最後に「今、お時間大丈夫ですか?」も加えれば、最低限の準備は完了です。完璧な会話を目指す必要はありません。相手の答えを一つ拾い、自分も少し話し、続けるかを確かめる。その小さな往復から始めましょう。