マッチングアプリ

マッチングアプリで会う前に電話した方がいい?判断基準と負担をかけない誘い方

初対面前の電話をするか迷う人へ、3つの判断基準、断りやすい誘い方、短時間通話の進め方、安全上の注意を解説します。

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結論:会う前の電話は、3条件がそろったときだけでいい

マッチングアプリで会う前の電話は、必須ではありません。「電話したから脈あり」「断られたから脈なし」と判定するものでもありません。

次の3条件がそろうなら、短い通話を選択肢にしてよいでしょう。

  1. 自分と相手の双方が通話を希望している
  2. 待ち合わせの相談など、確認したい目的がある
  3. 所要時間と終了時刻を事前に決められる

一つでも満たさない場合は、メッセージだけで予定を決めても問題ありません。相手には電話を断る権利があり、理由を説明する義務もありません。もちろん、あなた自身も苦手な電話を無理に引き受けなくて大丈夫です。

「みんながするか」より、目の前の相手に確認する

20~50代の未婚男女275人を対象にした事業者系メディアの調査では、会う前に「通話したい」と答えた人が女性75.8%、男性66.0%でした。一方、Omiai利用者1,643人への2026年調査では、実際に会う前に電話・オンラインデートをする人は29.0%でした。マッチアップの調査とエニトグループの調査は、対象者も設問も異なるため単純比較はできません。それでも、「希望すること」と「実際にすること」は分けて考える必要があります。

電話が苦手な人の相談例には、何を話せばよいか分からない、沈黙で焦る、表情が見えず疲れるといった悩みがあります。25歳男性の相談例や電話と対面で印象が違ったという体験談もありますが、いずれも個別の事例です。電話への感じ方には個人差があるため、多数派に合わせるより、二人の希望を確かめるほうが現実的です。

電話で分かることと、分からないこと

通話では、声の聞こえ方、話す速さ、会話の間、待ち合わせの希望など、テキストでは確認しにくい情報を得られる可能性があります。IBJの解説でも、話し方や会話のテンポ、距離感を確認できる一方、早い段階では緊張して断られる可能性があるとされています。

ただし、通話時の印象が対面でも同じとは限りません。電話一本で相性や好意を見極めようとすると、沈黙や緊張を必要以上に悪く受け取りやすくなります。目的は「合否判定」ではなく、「二人が少し安心して当日を迎えるための確認」くらいに置きましょう。

電話するかを決める具体的な手順

1.まず希望を尋ねる

相手が「電話してもいい」と明確に返した場合だけ進めます。「また時間があれば」「今は分からない」といった曖昧な返答や未返信は、同意として扱いません。その場合は「では今回はメッセージで進めましょう」と引き取ります。

音声通話とビデオ通話も別です。音声への同意を、カメラをオンにする同意だと考えないようにしましょう。

2.目的を一つに絞る

初回なら「待ち合わせを確認する」「当日の店について相談する」など、一つで十分です。相性を確かめるために質問を重ねると、面接のような負担を与えかねません。

3.時間を先に決める

5~15分程度を目安にし、開始時刻だけでなく終了時刻も共有します。これは効果が証明された最適時間ではなく、負担を限定するための目安です。5分で目的を達成したら、早めに終えて構いません。

負担をかけにくい誘い方

提案には「目的・候補日時・所要時間・断っても問題ないこと」を入れます。予告なしに発信するのは避けましょう。

会う前に、待ち合わせと当日のことを確認するため、アプリ内で5~10分だけ話してみませんか。水曜21時か木曜20時なら空いています。電話が苦手だったり、今回はなしがよければ、メッセージのままで全く問題ありません。

相手から希望を聞かれた場合は、次のように返せます。

短時間なら話してみたいです。待ち合わせの確認も兼ねて、アプリ内で5~10分くらい、水曜21時か木曜20時はどうですか。電話なしのほうが楽なら、メッセージだけでも大丈夫です。

自分が断りたい場合も、会う意思と電話の希望を分けて伝えます。

聞いてくれてありがとうございます。電話は少し苦手なので、今回はメッセージのまま予定を決められるとうれしいです。会う予定は楽しみにしています。

事前準備と当日の進め方

準備する話題は一つか二つで十分です。プロフィールにある趣味、食べ物の好み、店や待ち合わせ場所などをメモしておきます。過去の恋愛、性的な話、金銭、詳しい住所や勤務先は初回通話で掘り下げないほうが安全です。

10分通話なら、次のように進められます。

  • 0~1分:「今から10分ほどで大丈夫ですか」と希望を再確認する
  • 1~4分:挨拶とプロフィールにある共通の話題
  • 4~8分:店や待ち合わせなど、今回の目的を話す
  • 8~10分:決まった内容を確認して終了する

終わるときは、「最初に10分とお伝えしたので、いったんここで切りましょう。話せてよかったです」で十分です。盛り上がっても、まず約束した時刻で終了を提案します。延長するなら、双方が明確に希望したうえで「あと5分」など新しい終了時刻を決めましょう。

失敗しやすい点と対処法

断られた理由を尋ねたり、日を変えて繰り返し誘ったりするのは避けます。「了解です。理由は大丈夫です。メッセージで予定を決めましょう」と一度で引き下がりましょう。電話を断っても交際に至ったという一件の体験談もあり、通話拒否だけで関心の有無は判断できません。

通話中の沈黙も失敗ではありません。「少し緊張しています」と短く伝え、用意した話題へ戻れば十分です。相手の返事が短い、終了時刻を気にしている、疲れた様子がある場合は、「今日はここまでにしますか」と確認します。

通話と初対面の安全対策

可能なら、電話番号やLINEを交換せずに使えるアプリ内通話を選びます。Omiai、Pairs、タップルには、条件付きで音声通話を使える機能があります。仕様は変わる可能性があるため、利用中のアプリの公式ヘルプを確認してください。

ただし、声や映像が確認できても本人や安全性の保証にはなりません。警察庁は、生成AIなどによる音声・動画のなりすましに注意を促しています。警察庁の注意喚起も踏まえ、通話だけで信用を決めないことが大切です。

初対面は日中の人が多い公共の場所を選び、公共交通機関を使い、誰とどこで会って何時ごろ帰るかを家族や友人に共有します。住所や勤務先も、信頼できるまでは伝えないようにします。これらは消費者庁の調査報告でも挙げられている基本策です。

今日できる小さな一歩

まずスマートフォンのメモに「通話の目的を一つ」「候補日時を二つ」「5~10分」「断っても大丈夫」の4項目を書き、提案文を作ってみましょう。送信前に、自分自身も本当に電話を希望しているかを確認することが最初の一歩です。